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 大村湾の静かな浦の、小さな催しのご案内。

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「見ざる・聞かざる・言わざる」 15:18
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    『三猿』と云われています。
    いつのまにかどこかで目にし、耳にし、知ってはいましたが…。

    ・・・よく知らなかったことが分かりました。

    写真は我が家の玄関に飾っている素焼きの三猿。かわいいでしょ?

    何気なく調べてみると、日本でいうところの『三猿』と同様の像は、古来より世界各地にあるらしく、それぞれの文化によって意味するところが微妙に異なるとか・・・。

    今なお「民族文化」としての意味で研究がなされている対象だそう。

    エジプト、インド、日本、中国、タイ、スイス、イタリア、イギリス、フランス、ドイツ、オランダ、北欧のほうにも。
    日本への流れとしては、「古代エジプト→シルクロード経由→中国→日本」との見方が有力とのこと。

    「国立民族学博物館」にも世界中から集められた「三猿コレクション」があるそうです。
    1999年9月には、『三猿(見ざる 聞かざる 言わざる)の世界的分布は文化的越境の意外性である』『越境する民族文化 いきかう人びと まじわる文化』などのフレーズと共に特別展も開催されたそうです。
    行きたかった!!!

    その特別展の紹介文をマタモヤ勝手に拝借↓

    民族文化は経済優先のグローバルなシステムにのみ込まれて、衰退し消滅する運命にあるのでしょうか。われわれの答えはもちろんノーです。極北・熱帯・砂漠などに住む先住民のエスニック・アート、日本で愛好されるインドネシアのガムラン、アメリカで人気を博す和太鼓、ハリウッドより製作本数の多いインド映画など、民族文化には秘められた活力があります。また、日本に暮らす外国人とその文化の多様性、あるいは西暦一色に染まらない世界各地のカレンダーにも、越境する民族文化のしたたかな足跡が認められます。このように世界は一体化するだけでなく、同時に多言語・多民族・多文化の共存へと向かいつつあるということを、示そうとする特別展です。

    各民族の伝統文化を純粋に残そうとする考え方と「文化は常に様々な影響を受けながら変化するもの」として変化(異文化との融合など)も含めて受け入れる考え方…。

    正解なんてありませんが、そもそもどこの時点を固定して「伝統文化」と称するのかすら難しい問題ですよね。
    だってある程度の形式ができるまでの試行錯誤すら「変化」といえば「変化」なのですから。


    難しい話はさておき、去年、山口県の『俵山温泉』というかなりイ〜感じに鄙びた温泉に旅行しました。
    結構山の中だったのですが、温泉街はまるで平日に旅行したようなゆったり感。
    泊った旅館がこれまたタイムスリップしたかのようなレトロ感あふれる佇まい。

    目の前には川が。
    お忍びで執筆逗留中の昔の文豪作家にでもバッタリ逢いそうな・・・映画の一場面に潜りこんだような趣ある温泉街でした。


    敷地内にある別棟のお風呂内も映画のセットのようなカワイイレトロ調。
    雰囲気重視のレトロマニアな方にはおすすめです。

    さて、なぜ唐突に温泉の話を出したかというと、この温泉が見つかった際の言伝えに『三猿』が登場するのです。
    詳しくは省きますが、通りのお土産屋さんには三猿にちなんだ置物やおまんじゅう、最中などが売ってありました。


    なんというか・・・なんだか、「人間ってかわいらしいなぁ…」としみじみと感じてしまう私なのでした。



    インドのマハトマ・ガンディーさんは、常に3匹の猿の像を身につけ、「悪を見るな、悪を聞くな、悪を言うな」と教えたとされ、「ガンディーの三猿」として教科書にも載っているそうな。

    アメリカでは日曜学校で「Three wise monkeys(三猿)」が説かれ、中国や朝鮮半島でも結婚前の女性に「見ても見ぬふり、聞いても聞こえないふり、言いたくても言うな」と教育されるとか・・・。

    外国の方と接する機会に話題に出してみたら「驚きの共有」もできるし、お互いに親近感が高まるかもしれませんね。


    私にとっては、「文化に国境は要らない(のかも・・・)」と感じるひとつの例となりました。






    | 民芸品LOVE! | comments(0) | trackbacks(0) | posted by 557LOVE - -
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